藤原さゆり(ふじわらさゆり)
神奈川県横浜市に長女として生まれる。
関東学院女子短期大学を卒業後、「人と接する仕事」に魅力を感じ、日本空港ビルデング株式会社に入社。国内航空券の販売やチェックイン・予約業務を行う。
「人生80年・・・地球上にたくさんの国があるのに、日本にだけ住むのはつまらない。外から日本を眺めて見よう!」と、22歳の時にワーキングホリデービザにて渡豪。オーストラリア人・イギリス人と住まいをシェアしながら、ツアーガイドやオパール販売、ベビーシッターの仕事を経験。滞在1年間のほとんどをグレートバリアリーフで有名なケアンズで過ごし、スキューバーダイビングを楽しむ。
帰国後、株式会社リクルート フロム・エー(現:株式会社リクルートHRマーケティング)に入社。大手飲食・小売業の新卒・中途・アルバイトの採用コンサルティング・求人広告営業を行う。当時としては初のインターネットによるアルバイト情報検索サイト「フロム・エーNAVI」の新商品拡販プロジェクトメンバーとしても活動。
7年間勤めたのち、元上司の誘いで人材採用・営業コンサルティング会社に転職。採用支援に加え、収益向上のための営業・販売強化の実践型コンサルティング、研修・育成プログラム構築に携わる。
2004年、自分らしいライフスタイルとワークライフバランスを実現したいと考え、退職。
退職後も、元の会社の業務委託を受け、仕事を継続する。
企業の組織活性化をバックアップしていくという仕事を通じて、人材の定着とモチベーションの維持、生産性向上にはメンタルヘルスのサポートが重要であると認識。
採用~メンタルヘルス~育成を円環的にサポートしていきたい思いから、心理カウンセリングを学び専門資格を取得する。
2009年4月にアンズ・ヒューマン・ロジャース株式会社を設立。
新たな起業分野の開拓を準備中。
【保有資格】
【 所属団体】
【会社名】
年齢 | 西暦 | 主な活動 |
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20歳 | 1992年 | 関東学院女子短期大学を卒業し、日本空港ビルデング株式会社に入社。 国内航空券のカウンター販売・電話予約業務を担当 |
22歳 | 1994年 | ワーキング・ホリデービザを取得。 オーストラリアのケアンズに滞在し、ツアーガイドやオパール販売を経験 |
23歳 | 1995年 | 帰国後、株式会社リクルート フロム・エー(現:リクルートHRマーケティング)に入社。 大手サービス業の採用コンサルティング・求人広告営業で、目標数字を追いかける日々 |
30歳 | 2002年 | 人材採用・営業コンサルティング会社に転職。 新規営業と研修プログラム構築に携わる |
32歳 | 2004年 |
退職後、元の会社の業務委託を受け、仕事を継続する。新卒採用業務や営業・販売支援・研修業務にて全国を飛び回る |
37歳 | 2009年 | アンズ・ヒューマン・ロジャース株式会社を設立 |
≪法人のお客様≫
採用〜メンタルヘルス〜育成を円環的にサポートしていきます。
≪学校関連のお客様≫
リクルートで7年間勤めて30歳。組織も大きく変わり、周囲の先輩も少しずつ退職が増え始めていました。自分としても「このまま求人広告の営業だけをやっていて良いものなのか?」・・・そんな悩みを持ち始めた頃、元上司と久しぶりに再会。「うちに来ないか?」と声をかけてもらいました。
元上司は某採用・営業コンサルティング会社の上層部として活躍。自分としても今までの営業経験を活かすことができ、商品・サービスも企業に合わせ1から作り上げていくという面白さも感じられ、思い切って転職を決意しました。新規営業として配属されてからは、毎日がテレアポ三昧。リクルートという誰もが知っている社名と違って、ガチャギリされることもしばしば。「大きなバックボーンに助けられていた自分の評価」という厳しい現実をつきつけられました。
鼻をポキっと折られてからは「どうしたら、お客様に興味を持ってもらえるのか?」「話を聞いてもらえるようになるのか?」をひたすら研究。声・トーク・意識の小さな改善の積み重ねから、徐々に商談アポイントも取れるようになりました。周囲の協力にも支えられ、大型案件の受注にも成功!当時は社員数も50名弱と少なく、女性の営業も私ひとり。勤務リズムや組織体制の中で、ストレスや肉体疲労を溜め込んでいました。
2年間勤めたのち退職を申し出たところ、社長より「業務委託」という新しい雇用形態の提案が。「正社員」「派遣」「アルバイト・パート」といった雇用形態は身近な存在でしたが、プロジェクトごとに職務を遂行する、複数の企業と契約できる、自分のリズムで仕事を組んでいける「業務委託」はとても魅力的に感じました。
退職後も、採用業務や営業・販売支援、研修講師として忙しいながらも全国を飛び回る充実した日々。そんな状況も一転、昨年の秋以降の不況で多くの企業が新卒の採用をストップ、人材開発の予算を大幅に削減するようになりました。仕事がまったくない状況に突入、当然収入もゼロに。精神的にもかなり追い詰められてしまいました。
今年で37歳。決して若くもない。正社員として安定した収入を得たいと思っても、雇用されることすら容易ではない。「今この場を乗り切ることが出来ればそれで良いのか?」「将来、どのように働いていきたいのか?」を真剣に考えるようになりました。そして悩んだ末に導き出された結論が「プロジェクトごとに全力を注ぐ仕事にやりがいを感じる」、「今までやってきた仕事が好き」ということでした。
ならば、自分自身が直接お取引出来るお客様を開拓していこう!自分らしく自分の好きなことで働いていきたい!という意欲が湧いてきました。不況というマイナスの背景からスタートして起動にのれば、将来強い会社になっていくはず。
ちょうど今年は生まれ育った横浜が開港150周年を迎えた年。自分も記念すべき1年目をスターとしてみよう!そんな思いから、2009年4月に起業を踏み切りました。
「anz」はアルファベットの最初と最後の文字をとり、初め(入社・入学)から終わり(退社・卒業)までサポートしていくという意。「human」は人財、「rojers」はカウンセリングの神様として尊敬するカール・ロジャーズ(ス)より一部引用させて頂きました。
現状は自分ひとりの活動が多いため、メンタル・コントロールが課題です。誰にも管理されていない自由な立場である一方、その分計画的に推進していく強い意思をいかに持ち続けることが出来るか。
また、お客様のさまざまなご要望に対応していくためにも、多種多様な専門家とネットワークを構築していくことも重要と考えています。
信頼のおける同業の先輩にアドバイスを頂くこと。とは言え、最後は、「起業したい」という思いの強さが大切ですよね!周囲に公言していくことで、モチベーションも高まります。
研修講師・コンサルタントとして独立している知人や、メンタルヘルス分野は関東心理相談会や東京メンタルヘルス株式会社より最新情報や事例検討会にてお世話になっています。その他、事業のヒントとなるような無料セミナーにも積極的に参加しています。
約40万円。会社設立は行政書士さんに登記をお願いしました。
各種印鑑の発注、デザイナーさんにロゴ制作の依頼、名刺や会社案内のパンフレットを300部作成しました。
自宅オフィスで活動しています。郵便物のみ、別住所(名刺記載)で管理しています。
知人に税理士さんがいるので、ちょこちょこ相談しています。法人の確定申告は来年が初めてなので、申告書作成はお願いしようと思っています。
女性は結婚や出産・育児などで、働き方を余儀なく変えられる方も多いかと思います。「正社員」「派遣」「アルバイト・パート」といった雇用形態の枠から、「起業―自分のリズムで、自分らしく」という新たな選択肢が多くの女性に浸透していけば、ネットワークも拡がり心強いですね。
女性ならではの視点や生活観をアイディアにして「女性社長が元気な日本」をつくっていけるように、私もその一助を担えるように頑張ります。
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