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スピリチュアルレッスン095 : 死についてのワーク(54)  死後の世界16 − プルーフオブヘブン11 - 唯物論

スピリチュアルレッスン095 : 死についてのワーク(54)  死後の世界16 − プルーフオブヘブン11 - 唯物論
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前回は、<死後の世界15:プルーフオブヘブン10-ベルクソン『物質と記憶』>について話しました。


1.Hベルクソンの著作である『物質と記憶』は、脳と記憶がどのように関わっているのかを解き明かしている。

2.記憶のなかでも、特に<失語症>の症例に着目し、当時の心理学や生理学における実証科学の成果を徹底的に究めつくした。

3.究めつくした結果、当時のアカデミズムの主張を根底からくつがえした。

4.解き明かされた結論のさわりの部分を現代風に意訳すると、次のようになる。

5.<PCチップのように、脳は記憶を保存する容器ではない、、、カメラの感光剤のように、脳に記憶が刻印されるのではない、、、脳と記憶とは、ハンガーと洋服のような関係だ、、、ハンガーが揺れると洋服も揺れる、、、しかし、ハンガーは洋服とイコールではない、、、互いに影響し合っているが、別々の存在だ、、、>



脳生理学での代表的な考えかたは、ひとつは<心身並行論>と呼ばれるものです。

もうひとつは、<脳局在説>と言われているものです。


<心身並行論>というのは、心の動きと身体の動きが同じものである、、、つまり意識は脳に還元される、、、というものです。

ハンガーと洋服との関係で言えば、ハンガーは洋服そのものである、ということになる、、、つまり<心身並行論>の立場に立てば、ハンガーと洋服という比喩(ひゆ)自体が適切ではなかったということになります。


<脳局在説>というのは、脳の特定の箇所に、ある特定の記憶が保存されているという説です。

この場合は、脳のある部分が損傷を受けると、その部分に貯蔵されていた記憶が消失するというふうに考えます。

今でも、私たちの多くが、そう考えていますね、、、


<心身並行論>と<脳局在説>という、このふたつの考えかたは、一般に唯物論と称されるものです。

この類の唯物論は、科学的事実と誤解されている傾向がありますが、そうではなく、哲学の一種と考えるといいでしょう。


医学や心理学における、こうした唯物論的な思考構造は、『物質と記憶』が刊行された1896年から現代まで、基本的に変わっていません。

脳生理学が近年に飛躍的に進化し、脳構造の微細なところまで解明されたにもかかわらず、根底となるところは同じなのです。


ベルクソンの『物質と記憶』は、これらの考えかたを根底からくつがえしましたが、この新しい思想に注目したのはほんの一部の研究者で、大勢はそういうところに関心を持たなかった、、、

ですから、今にいたっても、脳についての考えかたは、研究者も一般人も過去の旧態依然とした思想に覆われていると言っていいでしょう。


『物質と記憶』は難解な書です、、、この内容に今立ち入ることはできませんが、、、ベルクソンという20世紀最高の哲学者による渾身の探求の成果が記されているということは、知っておいていいでしょう。

<ハンガーと洋服>による比喩は、単なる思いつきではないということです。



(続く)



** 以上は、2016年2月10日配信<スピリチュアルレッスン>の再掲です *
  
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