スピリチュアルレッスン140 : シフト18　ファシズムの悪夢

スピリチュアルレッスン140 : シフト18　ファシズムの悪夢
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前回は、＜ドラッカーのマネジメントとは＞を話しました。

１．会社は＜共同体＞である前に、＜機能的＞であらねばならない、、、

２．つまり、会社は＜社会＞組織であると同時に＜経済＞組織でもある、、、

３．＜機能的な経済組織面＞が生かされなければ、会社自体は存続し得ない、、、

４．一方、＜共同体的な社会組織面＞がなければ、会社はその成員に対して適合しえなくなる、、、

５．両者の課題をみたすものが、ドラッカーの言う＜マネジメント＞。

６．ドラッカーにとって、＜マネジメント＞は単なる金儲けのスキルでもなく、企業存続だけを目的にした定理でもない。

７．会社の経済的側面と社会的側面の両者を機能させ、会社が＜社会＞と社会に生息する＜個人＞が両立する基盤となるための基幹ノウハウである。

８．ドラッカーは＜マネジメント＞の父と称されているが、彼が自分の思いを託し研究を重ねて築きあげてきた＜マネジメント＞の体系は、人類がまったく未知の未来社会に向かうための最強のツールでもあると博士自身考えていた。

第２次大戦終戦前のドラッカー博士の社会ビジョンは、戦後具現化されました。

特に、日本において奇跡的な成功をおさめました。

しかし、戦後７０年を経て、これまでの日本社会を支えてきた会社社会の仕組みは制度疲労を起こし崩れつつあります。

既存社会が溶解していくような現実を目の当たりにして、大戦前の過去がよみがえってきます。

現代日本は、大戦前の欧州社会とよく似た状況にあります。

かっての＜ファシズム＞の悪夢は過ぎ去った過去ではない、、、今私たちにしのびよる現実です。

現代人は、＜世間的自分＞の崩壊を食い止めてくれる器を求めています、、、大企業や公務員などの正規雇用こそがその器となると考えるのもそのひとつです。

カルト的な集団に入るのもそうです、、、それは宗教団体に限らない、、、企業も、、、政治団体も、、、スピ系集団も、、、同じです。

押し並べて、それらは原理主義的な特質があります、、、ですから排他的であり、、、自分たちを特別視します。

よくあるのが＜奇跡＞を売り物にしているケースですね、、、自分たちのグループは、霊格が他人より高く、奇跡が可能であり、アセンションできる資格を有すると考えるわけです。

こうした集団には、たいてい＜カリスマ＞と称される人物がいます。

壊れかけた世間的自分の非合理的なエネルギーを吸収してくれるのが、＜カリスマ＞です。

ドラッカーは、＜カリスマ＞を生む社会は精神的奴隷社会だと言っていました。

＜カリスマ経営者＞などは、恥ずべき言葉だと考えていたのです。

（続く）

**　以上は、2016年11月2日配信＜スピリチュアルレッスン＞の再掲です　*

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